土要らずの土のうで防災

土のう袋

力仕事も不要に

台風等によってもたらされる水害対策グッズとしておなじみなのが、土のうです。土のうは麻などの丈夫な繊維で編まれた袋で、中に土砂を詰めればで堅牢なブロック状になり、川岸や民家の周囲などに積み上げることで水の氾濫を食い止めることができます。最近ではいわゆる都市型水害の被害を抑制することを目的として、街中の商店やビルなどでも常備するところが増えてきています。ただ、都市部で土のうを使用する場合、1つ課題があります。それは、中に詰める土砂を簡単に確保できないことです。そのそも都市型水害は土の少ない都会で雨水が地面に吸収されないことで発生します。そうした被害の起きやすい地域では、十分な土砂を簡単に手に入れることができません。そんな場合に便利なのが、吸水土のうです。吸水土のうはその名の通り、水を吸収することで土のうの役割を果たす防災グッズです。土砂が不要であるばかりでなく、中に土砂を詰める作業も必要ないため、簡単に扱えます。吸水土のうは、中に特殊なポリマーが入った袋です。通常時は畳んで抽斗等に収納しておけますが、水に浸けると3〜5分程度で膨張し、50倍程度の重さになります。たとえば400グラムの製品であれば、20キログラムほどになります。これを並べたり積み上げたりすることで、通常の土のうと同じような役割を果たします。使用後、自然乾燥させた吸水土のうはそのまま廃棄することができます。中にはリサイクル可能なタイプもあって、繰り返し使用することもできます。